【Blender】スカルプトモード
- スカルプトとは?
- スカルプトの準備-1(プリミティブやローポリから作る場合)
- スカルプトの準備-2(使用しているポリゴン数の確認)
- スカルプトの準備-3(ビューの画角設定)
- ツールパネル
- ブラシ
- Dyntopo
スカルプトとは?
スカルプトといえばZbrushが有名ですが、スカルプトとは彫刻のように直感的にモデリングする事をいいます
モデリングで一般的な方法は「ポリゴンモデリング」が有名ですね!頂点や辺や面を編集して形をつくっていくモデリング方法ですが、スカルプトと比較すると直感的なモデリングとは言えません
スカルプトは筆圧感知機能をもつペンタブレットを使用してモデリングをします
上の動画のようにブラシで盛り上げたり、削ったり、ひっぱたり出来ます!
Blenderには「オブジェクトモード」や「編集モード」などがあり、切り替える事ができますが、スカルプト用の「スカルプトモード」が用意されています
この「スカルプトモード」でスカルプトを行います
スカルプトの準備-1(プリミティブやローポリから作る場合)
スカルプトを始めるには、「ある程度のポリゴン数」が必要になります
今回はプリミティブとして使用できる「ICO球」を使用しますが
ローポリモデルをスカルプトする場合も同様にポリゴン数を増やといいでしょう
それでは、手順を解説します
まず、「SHIFT + A」から「ICO球」を追加しましょう!
「ICO球」を追加したら「モディファイア」から「細分化曲面」を選択して、分割を「4」にします。
かなり細かなポリゴンになりましたね!
モディファイアの「適用ボタン」を押して適用しておきましょう!(スカルプト時にモディファイアがあると警告がでるようです)
「スカルプトモード」への切り替えは下記から行います
スカルプトの準備-2(使用しているポリゴン数の確認)
スカルプトでモデリングすると、ポリゴン数は非常に多くなります
シーン内の総ポリゴン数と各オブジェクトのポリゴン数は意識しておくと良いでしょう
オブジェクトモード時とエディットモード時のそれぞれで確認できます
表示位置は画面右上になります
ゲームやリアルタイムレンダリングで使用するオブジェクトを作る場合、ポリゴン数が多くなりすぎないように、削減したりリトポロジーする必要があります
スカルプトの準備-3(ビューの画角設定)
スカルプトでのモデリングに限らず、モデリング時には3Dビューの画角設定がとても重要です
左がデフォルト設定の35°、右が100°です
見た目がかなり変わりますね!
3Dビューで様々な角度からみて、スカルプトを行うので初期の段階で設定を変更しておくのが良いかと思います
ビューの画角は下記で設定できます、「Nキー」で表示されるプロパティーパネルを表示しましょう!
レンズの画角設定を100前後にしましょう!
ツールパネル
スカルプトモード時のツールパネルは以下のようになります
まず、よく使う重要な項目は2点
「ブラシ」
「Dyntopo」
です
ブラシ
パネルの一番上、サムネイルをクリックすると以下のような画面が出ます
ブラシの種類を選ぶことができるのですが、元の形状に対してどのような変化を加えるか、見た目にわかりやすいですね!
デフォルトのブラシは「SculptDraw」です
ブラシでスカルプトしている時は
「SHIFTキー」を押しながらスカルプトするとスムージングが、「Ctrキー」を押しながらだとブラシの機能を反転させる事ができます(凸と凹など)
Dyntopo
メッシュの細かさをブラシのサイズによってコントロールできます
左の画像はDyntopoにチェックを入れずにICO球をスカルプト(すいません、変化がわかりにくかったです)右はDyntopoにチェックを入れてスカルプトしました
ブラシのサイズによって、細分化しているようです!
Zbrushのダイナメッシュのような機能でしょうか
詳細はニャーDも勉強中ニャー
「Dyntopo」にチェックを入れる事で使用できるようになります
デフォルトは12pxです。3程度がおススメかな?