【Blender】Blender2.8 3Dカーソル
3Dカーソルとは?
私はこれまでにさまざまな3DCGソフトを触ってきましたが…他のソフトにはない要素かもしれません
Blenderにはじめて触った時、最初によくわからないなぁ~と思ったのが3Dカーソルでした
下記のやつです
いつも側にいるけど、
「なんだこれ?邪魔くさいな~」
とか思ってました…
でも、Blenderを使えば使うほど、かなり重要な要素だなぁ~とつくづく思います
3Dカーソルは何かしらの操作をする時に、基準となって働いてくれるからです
3Dカーソルの位置を利用して下記のような事ができます
- カーソル位置にオブジェクトを移動
- カーソル位置に新しいオブジェクトを追加
- カーソル位置をオブジェクトの原点にする
などなど、3Dカーソルをよく理解していないと、結構つまづいたりするのでこの記事で紹介させて頂きます
クリックして場所を指定する
2.7までは右クリックで3Dカーソルを移動できますが、2.8ではツールパネルから3Dカーソルのアイコンを選択します
ツールを3Dカーソルに切り替えたら、3Dビュー上で左クリックする事で任意の場所を指定できます
ショートカット「SHIFT + S」を使用する
ショートカット「SHIFT + S」でパイメニューが表示されます
表示されるパイメニューの中で3Dカーソルの位置を移動するのは4種類ありますね
・カーソル → ワールド原点
3Dカーソルをワールド原点(XYZが0)に移動させる
・カーソル → 選択物
3Dカーソルを現在選択中の選択物に原点へ移動させる
※複数選択している場合は複数の選択物の原点へ移動させる
・カーソル → アクティブ
カーソル → 選択物と似てますが、現在選択中のオブジェクトに原点を移動させる
※何も選択していない場合は最後に選択した選択物の原点へ移動
・カーソル → グリッド
3Dカーソルをもっとも近いグリッドへ移動させる
上記の中でよく利用するのは
・カーソル → ワールド原点
・カーソル → 選択物
ではないでしょうか?
次は実用的な使用方法をご紹介します
任意の場所を回転軸にする
3Dカーソルとピボットの設定を組み合わせると
任意の場所を軸とした回転も出来るようになります
立方体を例に試してみます
① 立方体の角の頂点を選択
② 「SHIFT + S」でカーソル → 選択物 で角に3Dカーソルを移動
③ピボットの設定を3Dカーソルに設定